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会社名(商号) | 株式会社いなげや |
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URL | https://www.inageya.co.jp/ |
設立年 | 1948年5月 |
資本金 | 89億81百万円(2022年3月末現在) |
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従業員数 | 10,537名(正社員:2,095名)(2022年3月末現在) |
事業内容 | 武蔵村山 精肉プロセスセンター |
Q40年前から運用されている旧センターを、7年前に刷新した当時の目論見について教えて下さい。
斉藤さん「日本一古いと言われたプロセスセンターで、設備もだましだまし工夫して使用してまいりました。建て替えの目的は老朽化対策でしたが、出荷量の拡大に向けて様々な機器を導入いたしました。長い間、精肉プロセスセンターを運営してきた実績をノウハウとして活かしつつ、社内のメンバーでコストミニマムの新センターの運用設計を行いました」
Q出荷量の拡大に向けた課題について、具体的に教えていただけますか?
斉藤さん「出荷量の安定化、更なる拡大に向けては、まずは人財確保の問題です。熟練人財も徐々に世代を重ね、不足状態にあります。また、その人財不足を補うために幅広く多様な労働力を確保する活動も行なっていますが、安定した労働力の確保が大きな課題になっています」
Qそのような課題の中で、日本キャリア工業の製品を選択して頂いた理由について、伺いたいのですが
斉藤さん「御社のバンドナイフで切る構造パターンが、歩留まりや商品品質といった点で1番安定しているところです。旧センター時代から御社の製品を導入していた為、操作に慣れていることもあります。また、弊社のセンターは限られたスペースに機能性と効率性を両立しつつ最大限に活用するため、大型の設備を入れるのではなく、全体最適にフィットした製品を選択できたことも、御社の製品を導入した理由になっています」
Q旧センターから新センターに大きく変わった中で、加工機械もある程度自動化が進み、複数台導入された形ですが、当初、経営視点で何か変化した点はありましたでしょうか?
斉藤さん「想定した成果に達するのに苦労したのが実情です。それは新センターの立ち上げ時は人財確保の部分が流動的で、生産拡大には多くの課題を抱えていました。このような状況で出荷パック数増に向けて徐々に生産拡大できたのは、マルハレススライサーや、ミンスパッカー等、御社の製品があったからだと思っています」
Q人が流動的な状況中、徐々に増える生産量に対応できたのは、誰もが操作できる且つ生産能力ある機械にあったという事でしょうか?
斉藤さん「その通りです。」
Q現在は、人の流動的な問題は落ち着いておられるのでしょうか?
斉藤さん「落ち着いてまいりました。従業員の熟練度も上がり、生産性も上がってまいりました」
Q今後、将来における商品化の変化、それに伴うプロセスセンターの運用構想及び食肉加工機械へのニーズがあれば、教えて頂けますか?
斉藤さん「店舗においても、人財確保が困難になっています。今後もプロセスセンターの役割が更に高まっていくと考えています。センターは店舗からの期待に応えつつ、受注数の増加に対応しながら『品質を上げつつ、コストを下げる』ことを追求してまいりました。しかしながら、昨今の急激な光熱費の高騰や、最低賃金の上昇などの影響で生産性を改善し続けないと、最終コストは上がっていく一方です。また、労働市場も世界情勢の変化によって労働人口が更に流動化しています。これまで以上に省人化を目的とした設備の導入を計画的に進めていくことが重要です。
お客様の支持を得られる(売れる)商品開発が大前提ではありますが、導入済みの既存設備の能力を最大限に引き出せる商品設計を、センター側から商品部バイヤーへの提案も進めています。また、センターではまだまだ人手をかけて行っている工程が多いので、それらをオートメーション化できる設備やロボット、生産システムの普及が進むことにより、大幅な省人化が実現できれば、お客様に高品質な商品を安定的に提供出来るだろうと考えています。またメンテナンスや清掃がしやすく故障が少ない、そういった製品の開発にも期待しています」
株式会社いなげや |
生鮮・惣菜戦略統括部 精肉部 精肉製造グループリーダー |
斉藤 学様 |
株式会社平井カンパニー |
営業部 |
猪瀬 友和様 |